読書の効果を簡単に上げる3つのコツ
読書した直後は「学んだ!自分は変わる!」と思っても、数日経つと何が書いてあったか説明できない。1ヶ月も経つと「何かいい事が書いてあった」ことしか思い出せない。なんてことになっていませんか。オーザックはずっとそんな感じでした。
本田直之さんの『レバレッジ・リーディング』を読んで、読書の効果を高めるのに、抑えるべきポイントを3点に絞りましたので紹介します。
ポイント① 本を読む前に「この本から何を学ぶか」をはっきりさせておく
あなたが日々多忙にも関わらずその本に時間を割いて読もうと思ったのは、何か理由があるはずです。
「なんとなく面白そうだったから」という人でも「なんとなく」を突き詰めれば面白そうと引っかかった「何か」がある。
「そんなこと言われてもわからない」という人は、目次をサーっと眺めてみましょう。自分が本の中でどういったところに興味があるのかが見えてきます。
本から何を得たいのか「目的」を明確にすることで、自然と脳が働き、学習効率が高まります。
ポイント② 読むスピードは一定ではなく、緩急を
見出しと見出しに続く数行を読んで、後は2~3行ずつ固まりで読むイメージです。
ポイント①の「目的」を明確にしておくことで、固まりで読んでも自分に必要なところは無意識に引っかかります。
「大事なところを読み落としてしまうんじゃないか」と不安になるかもしれませんが、余計なところにも時間を割いてしまうよりも、限られた時間で得た情報を確実に身にすることに注力したほうが効率がいい。
逆に太字や囲み、まとめの部分はゆっくり読みます。「自分が知りたかったのはまさにここだ!」というところがあれば、立ち止まって考えを深めます。
緩急をつけると漠然と読むより読書スピードが上がり、早く次の本に移ることができます。
集中的に同じジャンルの本を読むと、さらに効率は上がります。前の本にも似た内容あったなーと思うことで記憶に定着し、そこはさらっと読めるはずなので次の本を読むスピードがさらに上がります。
緩急をつけて読むほうが結果的に「効率」がいいんですね。
ポイント③ 読書後のフォローを絶対にする
最も大事なポイントです。
読んだ本の大事なところ、マーカーした部分、メモした内容などを抽出したメモをつくりましょう。
これは手間に感じられますが、その代わりその本を改めて読み返す必要がありませんし、復習のしやすさが段違いです。
私の場合、メモを蓄積していくで達成感が生まれ、読書モチベーションが上がりました。
それを移動や休憩時間、寝る前などにちょこちょこ見返します。
受験勉強や仕事と同じで何かを覚えるには「反復」が必要です。
手書きがベストですが、kindleを利用している方はエクスポート機能を活用してもいいかもしれません。ハイライトしたところが抽出されて、改めて書き起こす必要が無く手軽に復習ができるので便利です。
メモの内容を実践で活用し、条件反射的に行動できるまで読み込みたいですね。
まとめです。
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本を読む前に「この本から何を学ぶか」をはっきりさせておく
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読むスピードは一定ではなく、緩急を
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読書後のフォローを絶対にする
インプットの効率をいかに上げるかは、忙しい現代人共通の課題です。読書の際は上記の3点をまずは意識してみてはいかがでしょうか。